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活動の内容

ビジネスマン

​活動の内容

かつての私(嘉村)の友人に、真に平和を欲する人、坂井三郎さんがいました。彼は「大空のサムライ」として有名なゼロ戦の撃墜王です。 彼と話していると戦闘機(飛行機)の操縦と法律の運用とはそっくりだとつくづく思わされました。飛行は縦、横、高さの三次元プラス時間の四次元の中で、意志力を加えて勝負をします。「概念の数学」と法律学はいわれていますが、あらゆる事象を概念化したものを将棋の駒のように動かします。時には「歩」が「金」になる(成金)ような事象も三次元では起きるわけです。

ただし、現実のほうがさらに三次元のうえに時間という四次元が加わり限られた盤もありません。これはまさに飛行機を操縦することと同じです。現実はつまり「円球の世界」なのです。ですから地球上ではあらゆるものがつながっている。したがって「専門」という概念は変でなじめない言葉です。 裁判官のことを考えてみればそれは当然で、どんな事案が来ても地方の裁判所での裁判官は「できません」とは言えません。

ただ、私の特長としていえるのは、一般の刑事事件(無罪も取りました。)や民事事件の他に農業関係や日頃の会社の問題や、それに絡むパテント等、そして比較的外国人の依頼者が多いことかもしれません。 すごく小さな話から大会社の役員、更には行政事件と「何でも屋さん」として様々なことをしてきました。 大学および大学院の教師歴は更に30数年に及びます。留学生が増えた最近では、その面からも有意義といえます。

弁護士活動の内容

法律について私が考える「デスクトップ」が、かつての武士道の著書『葉隠論稿・武士道の諸相』の中にあります。要は「民事事件」「家事事件」「行政事件」といういくつかのブロックに分かれるということです。(「刑事事件」ももちろんありますが。)

交通事故一つとってみても「刑法」の犯罪にも「民法(自賠法)」の不法行為にもなり、行政処分が課されます。全てわかっていないと問題は解決できないのです。ですから、そういった意味でも私の活動はあらゆることをやってきたのです。そして、私の頭に常にある歴史や文化人類学についての私見は、そういった法律の発想を基底に据えたうえにあるのです。

なお、最近書いた本として『法律から読み解いた武士道と、憲法』があります。

縄文時代からの歴史と法律との関係。難しいかもしれませんが、是非お読み下さい。元就出版社・1980円

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嘉村孝
裁判所
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